平成26年 9月
定例会 平成26年9月・第390回
定例会 会議録(第4日) 平成26年9月26日(金) 午前10時 開 議1.議 事 日 程 第1.議案第50号から議案第70号まで 21件 請願1号並びに請願2号及び陳情7号 3件 (
委員長報告、質疑、討論、採決) 第2.
特別委員長報告 第3.議案第71号
人権擁護委員候補者の推薦について 第4.
市会案第7号 林業・
木材産業の施策の充実・強化を求める
意見書案2.出 席 議 員(18名) 1番 山 﨑 利 昭 君 2番 梅 林 厚 子 君 3番 永 田 正 幸 君 4番 松 田 元 栄 君 5番 前 田 政 美 君 6番 石 塚 淳 子 君 7番 宮 澤 秀 樹 君 8番 川 端 義 秀 君 9番 松 原 啓 治 君 10番 藤 堂 勝 義 君 11番 髙 岡 和 行 君 12番 兼 井 大 君 13番 島 口 敏 榮 君 14番 浦 井 智 治 君 15番 本 田 章 君 16番 畑 中 章 男 君 17番 砂 子 三 郎 君 18番 榮 正 夫 君3.説明のため出席した者の職・氏名 市 長 岡 田 高 大 君 副 市 長 下 河 育 太 君 教 育 長 松 田 公 二 君 企 画 総務 田 中 雄一郎 君 部 長 民 生 環境 羽 田 年 也 君 産 経 建設 佐 子 重 夫 君 部 長 部 長
教育委員会 金 子 正 義 君 消 防 長 石 田 純 也 君 事 務 局長 企 画 財政 加 藤 正 幸 君 総 務 課長 國 枝 勢津子 君 課 長 税 務 課長 山 田 一 郎 君 防 災 防犯 臼 井 一 君 課 長 市 民 生活 田 中 一 郎 君
福祉こども 畑 中 六太郎 君 課 長 課 長 健 康 長寿 齊 藤 嘉 代 君 上 下 水道 大久保 雅 章 君 課 長 課 長
商工観光振興 嶋 田 敏 文 君
農業林業振興 朝 日 俊 雄 君 課 長 課 長 建 設 整備 金 松 健 一 君 幹 線 道路 末 永 勝 士 君 課 長 課 長 建 築 営繕 南 和 弘 君
和泉支所長 三 嶋 政 昭 君 課 長
会計管理者 米 津 源 一 君 教 育 総務 木戸口 正 和 君 課 長 生 涯 学習 宮 越 剛 生 君 監 査 委員 東 方 嘉 浩 君 課 長 事 務 局長 消 防 本部 高 野 清 彦 君 企 画 財政 清 水 啓 司 君 次 長 課 長 補佐4.
事務局職員出席者 局 長 山 村 正 人 次 長 西 川 千鶴代 係 長 安 井 妙 子 係 長 前 田 晃 宏5.議事 (午前10時45分 開議)
○議長(
島口敏榮君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 本日の
議事日程は、お手元にお配りしたとおりであります。 これより日程に入ります。 日程第1「議案第50号から議案第70号までの21議案並びに請願2件及び陳情1件」を一括して議題と致します。 9月17日、
委員会に付託致しました各案件の審査結果について、各
委員長より報告を求めます。 最初に、
産経建設常任委員長、本田 章君。 本田君。 (
産経建設常任委員長 本田 章君 登壇)
◎
産経建設常任委員長(本田章君)
産経建設常任委員会は、去る17日の本会議において付託を受けました案件について、18日に
委員会を開催し、慎重に審査を行いました。 また、
委員会の開会に先立ち、新
庁舎整備の工事について
所管調査を実施し、工事の進捗(
しんちょく)及び
供用開始までの
スケジュールなどを確認したところであります。 それでは、
委員会での審査結果並びに経過について申し上げます。 まず議案について申し上げます。 議案第50号 平成26年度
大野市一般会計補正予算(第3号)案のうち、本
委員会付託分 議案第63号
市道路線の認定について 議案第64号
大野市庁舎整備工事(その1)
請負契約の変更について 議案第65号
大野市庁舎整備工事(その2)
請負契約の変更について 議案第66号
九頭竜スキー場圧雪車売買契約の締結について以上5議案については、いずれも
全会一致で
理事者の説明を了とし原案を可とすることに決しました。 以下、審査の過程で論議になりました主な点について申し上げます。 初めに、
和泉地区における
過疎集落等自立再生対策事業について申し上げます。 7月
定例会の当
委員会の審査時において、本事業で作成することとなっている
穴馬スイートコーンの
販売促進用パンフレットについては、既に出荷が始まっているにもかかわらず出来上がっていない状況でありました。 今回、その進捗を確認したところ、「まだ、作成しておらず、今後、収穫を迎えることとなる
穴馬カブラの
パンフレットと合わせて作成したい」とのことであります。
パンフレットの
作成目的として、
特産品を紹介し、売り込むことがある以上、出荷前から積極的に情報発信してこそ、
PR効果が発揮されるものと考えますので、今回のように後手を踏む対応には疑問を持たざるを得ません。 今後は、先手、先手の対応に努めるとともに、
パンフレットの内容が
特産品の魅力を最大限にPRできるものとなるよう、真摯(しんし)に取り組まれたいと存じます。 次に、
大野市内の
事故多発場所における
信号機の設置について申し上げます。
大野市内において、
交通事故が発生しやすい
交差点等が何箇所かあり、中には不幸にも
死亡事故が発生した所もあります。 委員から、そのような場所においても
信号機の設置が進まない現状について質問があり、
理事者からは「
県当局へ強く要望しているものの、
設置費用をはじめ、その後の
維持管理費の面などを理由に
信号機の設置までには至っていない」との説明でありました。 一度、
死亡事故が発生した場所において、十分な
安全対策が施されないまま、再度不幸な事故が発生した場合、行政の不作為として問題になると考えますので、
県当局への要望を継続するとともに、人災と言われないよう、市として何らかの対応策を検討する必要があるものと考えます。 次に、国道158
号境寺計石バイパスについて申し上げます。
中部縦貫自動車道につきましては、先月30日に
大野油坂道路の
起工式典が開催され、大きな進展を感じるとともに、今後、順調に工事が進められるものと期待するところであります。 一方、国道158
号境寺計石バイパスについては進捗(
しんちょく)が遅れていると言わざるを得ず、本年3月
定例会には、県に対しまして、積極的な
工事推進と
工期短縮を図ることを求める
意見書を採択し、正副議長と
中部縦貫自動車道・国道158
号整備促進特別委員会の正副
委員長とともに直接、
県担当部局に申し入れをしたところであります。
理事者におかれましても、福井市などと連携して、
境寺計石バイパスの一年でも早い完成を県に強く働き掛けていただきたいと存じます。 次に、
指定管理者制度で管理運営している施設における
従業員の接遇について申し上げます。 去る9月2日に開かれた
九頭竜温泉「平成の湯」の
プレオープンに出席し、当施設の
従業員と接する機会がありましたが、あいさつの仕方をはじめ十分な
接遇レベルではない印象を受けました。
交流人口の拡大を目指し、おもてなしの心の醸成を図っている当市にとって、
観光施設に携わる者の接遇は極めて大切でありますので、
指定管理者に対し、
従業員の
接遇スキル向上について指導されたいと存じます また、平成の湯につきましては、
従業員に若者を雇用することに配慮し、
和泉地区における若者の雇用の場の創出につなげられないか、
指定管理者との協議をお願いしたいと存じます。 次に、
円山公園ミニ動物園の
安全対策について申し上げます。
ミニ動物園については、来園者と動物とを隔てる柵に立ち入り禁止の看板が掲げられているにもかかわらず、その柵をくぐり抜け、多くの
子どもたちが動物のすぐ近くまで入り込んでいる状況にあります。
理事者の説明によりますと「現在、
臨時職員を雇用し、動物のエサの管理はしているが、危険を防止する監視までは行っていない」との説明でありました。 この
動物園では、以前に
子どもが動物にかまれる事故が起こっておりますので、その経験が生かされずに放置されている状況は誠に遺憾であり、再度同様の事故が起きることがないよう、抜本的な
安全対策を講じるように求めておきます。 次に、持続可能な
間伐材の供給について申し上げます。
理事者の説明によりますと「本年度の
間伐材の
買い取り単価は、1
㌧当たり7,500円となっており、これは
木質バイオマス発電所の
運営主体である
福井グリーンパワーと県の
補助金が上乗せされた結果であり、3年程度はこの価格を維持できる見込みであるものの、それ以降は県の補助次第である」との説明であります。
木質バイオマス発電所建設は、本市のみならず県全体の
林業活性化に寄与するものであり、
森林所有者へ利益が還元され、持続的に
間伐材が搬出されるよう、今の段階から長期的な県の支援について要請されたいと存じます。 続いて、 請願1号 政府への「
農業委員会、企業の
農地所有、
農協改革など、
農業改革についての
意見書提出」についての請願について申し上げます。 本請願は、政府の「
骨太方針2014」と「新
成長戦略」に位置づけられた
農業委員会や農協の改革などを中止すること、また
農業改革については担い手の核を
家族経営とし、これを支援する諸制度の充実などを求める
意見書提出を要請するものであります。 委員からは、請願の趣旨は分からなくもないが、「本市では
家族経営と大
規模経営の両面で農業が成り立っている点を考慮する必要がある」、また「
農業者も含め、必要な改革はなされるべきではないか」といった意見が述べられ、採決の結果、賛成多数で「
趣旨採択」と決し、
意見書の提出については見送ることと致しました。 次に、 請願2号 政府への「緊急に
過剰米処理を求める
意見書提出」についての請願について申し上げます。 本請願は、政府に対し緊急に
過剰米処理を求める
意見書を提出するよう求めるものであります。 委員からは「政府が本年度の米価の動向を注視し、
収入減少影響緩和対策の
特例措置を検討しているなど、その動向が不透明な段階で、単に
過剰米処理を求めるだけでは問題が解決しないのではないか」との
反対意見が述べられ、採決の結果、賛成多数で「不採択」と決した次第であります。 最後に、
要望書「生涯
現役社会の実現に取り組む
シルバー人材センターへの支援の要望」について申し上げます。 本要望は、
シルバー人材センターの
運営補助金の確保や
公共事業の発注に配慮を求めることと、
公益法人が
公益目的事業を実施するに当たり、その実施に要する適正な費用を償う額を超えてはならないとする、いわゆる「
収支相償」の考え方の改善や「
財政安定化資金」の設置を求めるものであります。
理事者から「
運営補助金については、国の動向と
シルバー人材センターの
運営状況を鑑み適正に対処していくこと」「
公共事業の発注については、地方の景気がまだまだ低迷している厳しい状況の中で、
シルバー人材センターを特化することはできないものの、仕事の内容を鑑み一定の配慮をしていきたい」との意向を確認致しました。 後者の「
収支相償」の
取り扱いや
財政安定化資金の設置の要望については、既に国において検討されていることから、より
公益法人の実情に応じた改善が図られることを期待するところであります。 以上であります。
議員各位におかれましては、よろしくご審議の上、妥当なるご決議を賜りますようお願い申し上げ、当
委員会の報告と致します。
○議長(
島口敏榮君) 次に、
民生環境常任委員長、
石塚淳子君。 石塚君。 (
民生環境常任委員長 石塚淳子君 登壇)
◎
民生環境常任委員長(
石塚淳子君) 去る17日の本会議において、本
民生環境常任委員会に付託を受けました各案件について、19日に
委員会を開催し、慎重に審査を致しました。 その結果並びに経過についてご報告申し上げます。 まず議案について申し上げます。 議案第50号 平成26年度
大野市一般会計補正予算(第3号)案のうち、本
委員会付託分 議案第51号 平成26年度
大野市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)案 議案第52号 平成26年度
大野市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)案 議案第53号 平成26年度
大野市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)案 議案第54号 平成26年度
大野市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)案 議案第55号 平成26年度
大野市下水道事業特別会計補正予算(第1号)案 議案第56号 平成26年度
大野市水道事業会計補正予算(第1号)案 議案第62号
大野市放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する
条例案以上8議案については
全会一致で、 議案第59号
大野市家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する
条例案 議案第60号
大野市特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の運営の基準に関する
条例案 議案第61号
大野市保育の
必要性の
認定基準に関する
条例案以上3議案については賛成多数で、それぞれ
理事者の説明を了とし原案を可とすることに決した次第であります。 以下、審議の過程で論議されました主な点について申し上げます。 まず
下水道事業における
普及啓発イベントについて申し上げます。
下水道についての理解を深めるため、来る10月19日に学びの里「めいりん」にて、
下水道実験教室や
熱気球体験教室などの
体験型イベントを実施するとのことです。 委員からは、
子どものうちから水の大切さや
下水道の役割について知ってもらうことは大変重要であるが、加入率を上げるためには、
供用開始地区の大人にも参加してもらうことが重要であるとの意見がありました。 また、本会議でも質問のありました
合併処理浄化槽の補助を受ける際の覚書についてですが、この覚書は、
合併処理浄化槽を設置しても
公共下水道が
供用開始となった場合には「速やかに
下水道に加入する」という内容のものです。 ただ、この
下水道加入の
履行期限は具体的に設置されておらず、また平成15年から25年までの
合併浄化槽設置に対する
補助件数244件のうち、
公共下水道へ加入したのは、わずか47件であり、これまで
合併処理浄化槽への
補助金を返還した実績はないとのことです。 この覚書が単なる形式上のものにならないためにも、毅然(きぜん)とした態度で臨むべきであると考えます。 次に、
社会保障・
税番号制度について申し上げます。 昨年5月に法案が成立した本制度は、平成27年10月から国民一人一人に番号を付ける「付番」が始まるため、その
準備作業として既存の住基・
税システムを改修する費用として、今
定例会に
補正予算が計上されております。 今後、同時に年金、
福祉関係の
システムの改修も行う中で、
スケジュールとしては、27年10月に
個人番号が記載された
通知カードを各個人に送付、28年1月からは本人の申請に基づき、
個人番号が記載された
個人番号カードの交付が始まり、29年7月から本格的に
社会保障・
税番号制度が動き出すとのことです。 一個人の情報がいよいよ
全国レベルでやりとりされる時代を迎えます。また、国民の方から自分の情報がどのようにやりとりされているのか、自分の
個人情報がどうなっているのかを確認できる仕組みも構築されるとのことです。 行政におかれては、
個人情報の
取り扱いには、これまで以上に細心の注意を払っていただきたいと存じます。 最後に、
子ども・子育て新
制度施行に伴う条例の新設について申し上げます。 今回の議案第59号は、新たに市の
認可事業となる
小規模保育事業などの
地域型保育事業の基準を定める
条例案ですが、ここに記載された基準は、国の基準と同じであるとの説明でありました。 委員からは、
子どもたちを守るため、神戸市やさいたま市のように国の基準よりも厳しい基準を設けるべきとの意見もありましたが、条例中に「市から
事業者に対して
最低基準を超えて設備・運営の向上を勧告できる」旨の条項があり、必要に応じて国の基準よりも高い
サービスを求めることは十分可能であるとの
理事者の説明であります。
待機児童のいない本市の場合、現実的に
地域型保育事業の
必要性が乏しいことを鑑みますと、むしろ現在ある
保育施設において、万が一の
事故対策や災害に対する備えに万全を期されたいと存じます。 以上でございます。
議員各位におかれましては、よろしくご審議の上、妥当なるご決議を賜りますようお願い申し上げまして、当
委員会の報告と致します。
○議長(
島口敏榮君) 次に、
総務文教常任委員長、
畑中章男君。 畑中君。 (
総務文教常任委員長 畑中章男君 登壇)
◎
総務文教常任委員長(
畑中章男君)
総務文教常任委員会報告をさせていただきます。 去る17日の本会議において付託を受けました各案件について、22日に
委員会を開催し、慎重に審査を行いました。 以下、
委員会での審査の結果及び経過について申し上げます。 まず議案について申し上げます。 議案第58号
大野市結の
故郷奨学金貸与条例案 議案第67号
DAINOUスポーツランドクロスカントリースキー場圧雪車売買契約の締結について 議案第68号
専決処分の承認を求めることについて(平成26年度
大野市一般会計補正予算(第2号))の3議案については
全会一致で、また 議案第50号 平成26年度
大野市一般会計補正予算(第3号)案のうち、本
委員会付託分 議案第57号
大野市庁舎市民ホールの利用に関する
条例案の2議案については賛成多数で、それぞれ
理事者の説明を了とし原案を可決・承認とすることに決しました。 以下、審査の過程で出されました主な
意見等について申し上げます。 最初に、
DAINOUスポーツランドクロスカントリースキー場関連についてであります。
理事者によりますと、
DAINOUスポーツランドクロスカントリースキー場は、
県内唯一の
クロスカントリー専用の
スキー場であり、主に
県レベルの大会で使用されることが多いとのことであります。 そうしたことから、これまで県に対し
施設維持に対する
支援等について要望を行ってきたとのことであります。 今回の
圧雪車購入に当たっては、その支援も含め要望は行ったものの、県は、市町営の施設については他自治体においても支援は行っておらず、施設の
維持管理等に対する支援は行わないとの方針であり、
理事者として、今後とも粘り強く県との協議を継続していきたいとの説明がありました。 委員から、今後の県との交渉に当たっては、
事前協議を十分に行い、あらゆる角度から交渉を進められたいとの意見が述べられました。 次に、結の
故郷奨学金貸与条例に関連してであります。 この条例は、
大学等に在学する者の修学上の
経済的負担を軽減するとともに、
ふるさと大野への帰郷を促進するため、結の
故郷奨学金を貸与することについて必要な事項を定めたものであります。 第10条では
奨学金の
返済等について規定しており、その中では、本市に
住民登録を有し、かつ居住する場合は返済額の減額を、婚姻の届け出を行い、
配偶者とともに本市に
住民登録を有し、かつ居住する場合には返済を免除することができるとされております。 これは
大学等へ進学した学生の
大野市への定住を促す目的からだと推察されますが、現在、
高校卒業者の市内以外での就職が増えている現状を見ますと、
高校卒業者を対象として
定住促進のための対策も講じる必要があるのではないかと思います。 この結の
故郷奨学金制度創設に当たっては、
高校生にも対象を広げてはどうかとの意見がありましたが、
高校生は
奨学金の対象となっていません。 高校を卒業し就職する者と、進学する者との間に
不公平感が生じないよう、また
大野市への定住を促すことにつながるような事業として、例えば
高校生が
大野市内で就職した場合に
就職準備金を出すなど、市内に就職する
高校生を対象とした
助成制度を全庁的に検討してはどうかとの提案がありました。 次に、新庁舎に整備されます
市民ホールについてであります。
理事者によりますと、
市民ホールは、市民や
各種団体がいろいろな展示や
イベントに活用するなど、
市民活動の
活発化を促進する場として設置し、利用時間は新庁舎が
有終会館とつながることから、
有終会館と同様の午前8時30分から午後9時30分とするとのことであります。 また、市の執務時間外や休日等は、
ホールと
執務場所との間はシャッターで仕切ることから、
ホールはオープンな空間としてご利用いただけるとのことであります。
使用料は、市内外の
類似施設の料金を参考に算出したとのことであり、土日・祝日や夜間は割り増しの
料金設定となっておりますが、市民が文化の振興、
まちづくりの推進、
住民福祉の向上及び
地域間交流の
活性化に資する目的で使用する場合には、原則として
使用料は免除になるとの説明がありました。 このことから、市民であれば
使用料免除で利用できる場合がほとんどであるとは思われますが、最近の傾向として、いつでも一定の
使用料とする施設が見受けられるようになってきたことや、現在、本市が若者の
定住人口を増やす取り組みを進めている観点からも、他の施設も含め、夜間や休日にしか施設を利用できない就労している
若者たちが使いやすい施設となるようにとの意見が述べられました。 次に、
名古屋高等裁判所に控訴をしていた
損害賠償請求訴訟についてでありますが、
理事者より9月10日に
控訴棄却の判決の言い渡しがあり、現在、弁護士と上告をするという方向で検討に入っているとの報告がありましたが、一部の議員からは、上告については検討の余地があるのではないかとの意見が述べられました。 次に、 陳情7号
地方財政の充実・強化を求める
意見書採択について申し上げます。 本陳情は、
公共サービスの質の確保と地方自治体の安定的な
行政運営を実現するため、平成27年度の
地方財政計画、
地方交付税及び
一般財源総額の拡大に向け、政府に対策を求める
意見書を提出するよう求めるものであります。
全国市議会議長会の平成27年度要望に同趣旨の要望があることや、本年6月に
全国市長会が同趣旨の決議を行っているとのことから、
全会一致で
趣旨採択とし、
意見書の提出は見送ることと致しました。 以上であります。
議員各位におかれましては、よろしくご審議の上、妥当なるご決議を賜りますようお願い申し上げ、本
委員会の報告と致します。
○議長(
島口敏榮君) 次に、
決算特別委員長、
松原啓治君。 松原君。 (
決算特別委員長 松原啓治君 登壇)
◎
決算特別委員長(
松原啓治君)
決算特別委員会委員長報告。
決算特別委員会の報告を申し上げます。 当
委員会は去る17日、
委員会を開催し、
委員長及び副
委員長の互選を行い、はからずも不肖私が
委員長に、
石塚淳子議員が副
委員長にそれぞれ選出されました。 なお本
委員会に付託を受けました、 議案第69号 平成25年度
大野市歳入歳出決算認定について 及び 議案第70号 平成25年度
大野市水道事業会計の決算認定についての2件は、閉会中の継続審査とすることで意見の一致を見ております。 継続審査の議決がいただけたならば、10月14日から10月20日にかけて、部課ごとに審査を行い、11月17日には最終のまとめを行う予定でございますので、
理事者におかれましては、適宜適切かつ要点を整理した説明をお願い致したいと存じます。 さて、決算の審査は、
大野市の予算が適正に執行されたか、事業の運営が適正かつ効率的に行われているか等について審査するものであり、議会に与えられた重要な職務の一つであります。 特に
理事者も事務事業評価において検証しているように、「期待された行政効果が達成されているか」を判断することが議会の決算審査の最も重要な目的であると考えます。 日本全体が人口減少局面に入る中にあって、
地方財政は今後、ますます厳しくなってくるものと考えられ、これまで以上に行政の無駄を省くことが求められてまいりました。 今回、平成25年度各会計の決算審査を行うわけでありますが、
理事者におかれましては、各事業予算の適正な執行、所期の目的の達成状況など、決算審査での指摘事項を率直に受け止め、事業の
必要性や効果も含めて的確に判断し、平成27年度予算に反映されることを求める次第であります。 本
委員会と致しましても、決算審査の所期の目的が達成できるよう尽力する所存でありますので、
理事者をはじめ、
議員各位におかれましても、ご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げ、本
委員会の報告と致します。
○議長(
島口敏榮君) これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次、これを許します。 榮君。 (18番 榮 正夫君 登壇)
◆18番(榮正夫君) 日本共産党の榮 正夫です。 この390回
定例会、平成26年9月議会の最終日に当たり、提案されました 議案第50号 平成26年度
大野市一般会計補正予算(第3号)案について 議案第57号
大野市庁舎市民ホールの利用に関する
条例案について、また 請願2号 政府への「緊急の
過剰米処理を求める
意見書提出」についての請願に対する不採択について、それぞれ反対の討論を行います。 まず 議案第50号 平成26年度
大野市一般会計補正予算(第3号)案の特徴について、歳入歳出それぞれの予算の総額に1億815万3,000円を追加し、歳入歳出それぞれ194億2,367万5,000円にするとの提案であり、地酒で乾杯を推進する条例の啓蒙経費等補助のユニークな補正もあり、全てに反対するものでないことは当然であります。 今回の
補正予算の中で、
大野市社会保障・
税番号制度システム事業計画に基づく2,794万9,000円の総務費の補正には、私は反対であります。
社会保障・
税番号制度の発祥の地は、半世紀近い前の佐藤内閣のころでありますが、新自由主義に基づく構造改革の一環として、
社会保障改革、すなわち
社会保障費の総抑制と自助・自立・自己責任を基調とした
社会保障の市場化、営利化の文脈の中から、その道具として
社会保障番号制度導入論は、継ぎ足されてきたものであります。
社会保障制度の持つ、社会が協働して全ての人々に対して、生活と生存を保障するという社会的責任の原理、公共性と協働性の原理を根底から覆すための道具としての性格を強く保持していると言わなければなりません。 このような
社会保障・
税番号制度導入に反対することは当然です。 次に、 議案第57号
大野市庁舎市民ホールの利用に関する
条例案の「別表(第10条関係)」で、
市民ホールの
使用料の料金を設定することに対し、減免規定を設けたとしても反対です。 本来、市民のための
市民ホールが市民の自主性によって、健全に運用できるよう支援するのが行政の役割であります。
使用料金を設定するなどは、市民の上に役所を置く姿勢と言わなければなりません。 次に、 請願2号 政府への「緊急の
過剰米処理を求める
意見書提出」についての請願は、
産経建設常任委員長の報告によると、不採択とのことでありますが、今年度の穫り秋は、米価の暴落が深刻になっています。
大野市JAの内金単価は、コシヒカリ一等でタンパク値6.7以下で1万300円、タンパク値6.8以上で1万円、ハナエチゼンの一等で8,700円、二等で7,700円、三等で6,700円であります。 米1俵の生産費は1万6,000円ですから、生産費の半分の値段は深刻です。再生産が根底から脅かされることは明らかです。
大野市地域の伝来の稲作中心の農業を抱える自治体の市議会が、農林水産省に対して
意見書提出の求めにも応じられない、農家の要求を不採択とするおごる姿勢を糾弾されなければならないことを述べて反対討論と致します。
○議長(
島口敏榮君) 次に、浦井君。 浦井君。 (14番 浦井智治君 登壇)
◆14番(浦井智治君) 日本共産党の浦井智治です。 私は、 議案第59号
大野市家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する
条例案 議案第60号
大野市特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の運営の基準に関する
条例案 議案第61号
大野市保育の
必要性の
認定基準に関する
条例案の3議案について、保育制度を良くするという立場から、保育制度が後退する恐れが強い、これらの3議案について反対するものです。 まず第1に、 議案第59号
大野市家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する
条例案についてであります。 この
条例案は、児童福祉法の一部改正により、改正児童福祉法の第34条の16第1項に規定された家庭的保育事業、
小規模保育事業、居宅訪問型保育事業及び事業所内保育事業の認可基準を定めるものであります。 これらの事業は、新制度において新たに給付の対象になったものですが、国が示した認可基準では、保育士資格者の割合や給食の扱いなど現行の認可基準と比べて、低い基準になっています。
小規模保育事業では、A型は全員保育士、B型は保育士の割合が2分の1以上、C型は無資格でも研修を受ければ可能としています。 家庭的保育、居宅訪問型保育では、研修修了者で無資格者でも可能とされています。 どのような事業、施設であっても、
子どもの保育を等しく受ける権利を保障する観点からも、現行どおり全ての事業で保育士資格者とすることが必要であります。 また、給食も自園給食が原則ですが、連携施設等からの搬入も認められており、調理員も必置ではなくなります。給食も保育の一環であり、自園給食と調理員の配置は必要です。 自治体によっては、国の基準より上乗せしている所もありますが、制度そのものは、保育制度を後退させるものであり、賛成できません。 第2に、 議案第60号
大野市特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の運営の基準に関する
条例案についてであります。 この条例は、
子ども・子育て支援法が定める認定こども園、保育所、幼稚園、
小規模保育事業など全ての施設、事業について、運営の基準を定めるものです。 新制度の一番の問題は、市町村の保育の実施義務をなくしてしまうことだと指摘されてきました。 改正児童福祉法第24条3項には、保育の需要に対して、保育所や認定こども園、家庭的保育事業などが不足する場合や、不足する恐れがある場合は、市町村は利用調整や利用要請を行うとの規定があります。 利用要請を行う相手方は、認定こども園や
特定地域型保育事業者となり、市町村は契約当事者ではないため、
事業者に保護者との契約を強制することはできません。 市町村は、利用要請すればよくなり、結果については責任を負わなくてもよくなります。 議案第60号は、市の保育実施義務を後退させるものであり、認めることはできません。 第3に、 議案第61号
大野市保育の
必要性の
認定基準に関する
条例案についてであります。 この
条例案は、保育所や認定こども園、さらに市の認定を受けた幼稚園や
地域型保育事業を利用する場合は、市に支給認定の申請をし、認定を受けなければならなくするものです。これは新規の利用だけでなく、在籍している
子どもも認定を受けなくてはなりません。 さらに保育の必要な
子どもについては、支給認定により保育必要量が決められます。 保育必要量は、3歳未満児の場合、保護者の就労によって、標準時間上限11時間と短時間上限8時間に区分されることになりました。 以前より短時間保育の場合、4時間の認定もあるのではないかとされていましたが、8時間までに限るとされたことは一歩前進であり、保育団体の運動の成果ではないでしょうか。 市の条例では、
必要性の
認定基準は規定されておりますが、必要量の
認定基準の規定がありません。はっきり条例で明記すべきではないでしょうか。 施行規則で定めるということかもしれませんが、保護者にはなかなか分かりません。 以上の理由により議案第61号には賛成できないことを申し上げまして反対討論と致します。
○議長(
島口敏榮君) 以上で通告による討論は終わりました。 これにて討論を終結致します。 これより採決致します。 まず討論のありました 議案第50号 平成26年度
大野市一般会計補正予算(第3号)案について採決致します。 お諮り致します。 ただ今議題となっております議案第50号に対する
委員長の報告は原案を可決であります。
委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(
島口敏榮君) ご着席ください。 起立多数であります。よって、議案第50号は原案のとおり可決されました。 次に、討論のありました 議案第57号
大野市庁舎市民ホールの利用に関する
条例案について採決致します。 お諮り致します。 ただ今議題となっております議案第57号に対する
委員長の報告は原案を可決であります。
委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(
島口敏榮君) ご着席ください。 起立多数であります。よって、議案第57号は原案のとおり可決されました。 次に、討論のありました 議案第59号
大野市家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する
条例案について採決致します。 お諮り致します。 ただ今議題となっております議案第59号に対する
委員長の報告は原案を可決であります。
委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(
島口敏榮君) ご着席ください。 起立多数であります。よって、議案第59号は原案のとおり可決されました。 次に、討論のありました 議案第60号
大野市特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の運営の基準に関する
条例案について採決致します。 お諮り致します。 ただ今議題となっております議案第60号に対する
委員長の報告は原案を可決であります。
委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(
島口敏榮君) ご着席ください。 起立多数であります。よって、議案第60号は原案のとおり可決されました。 次に、討論のありました 議案第61号
大野市保育の
必要性の
認定基準に関する
条例案について採決致します。 お諮り致します。 ただ今議題となっております議案第61号に対する
委員長の報告は原案を可決であります。
委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(
島口敏榮君) ご着席ください。 起立多数であります。よって、議案第61号は原案のとおり可決されました。 次に、討論のありました 請願2号 政府への「緊急の
過剰米処理を求める
意見書提出」についての請願について採決致します。 お諮り致します。 ただ今議題となっております請願2号に対する
委員長の報告は不採択であります。
委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(
島口敏榮君) ご着席ください。 起立多数であります。よって、請願2号は不採択と決しました。 次に、 請願1号 政府への「
農業委員会、企業の
農地所有、
農協改革など、
農業改革についての
意見書提出」についての請願について採決致します。 お諮り致します。 請願1号に対する
委員長の報告は
趣旨採択であります。
委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(
島口敏榮君) ご着席ください。 起立多数であります。よって、請願1号は
趣旨採択と決しました。 引き続き一括採決致します。 お諮り致します。 議案第51号から議案第70号までのうち、議案第57号、議案第59号、議案第60号、議案第61号を除く、16議案並びに陳情1件については、いずれも
委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
島口敏榮君) ご異議なしと認めます。よって、16議案及び陳情1件については、いずれも
委員長報告のとおりと決しました。 日程第2「
特別委員長報告」を行います。 最初に、
中部縦貫自動車道・国道158号整備促進特別
委員長、
松原啓治君。 松原君。 (
中部縦貫自動車道・国道158号整備促進特別
委員長 松原啓治君 登壇)
◎
中部縦貫自動車道・国道158号整備促進特別
委員長(
松原啓治君)
中部縦貫自動車道・国道158
号整備促進特別委員会報告を致します。
中部縦貫自動車道・国道158
号整備促進特別委員会は、去る24日に
委員会を開催し、
中部縦貫自動車道並びに国道158号、国道157号大野バイパスについて、所管課より進捗(
しんちょく)状況及び今後の計画等の説明を求めたところであります。 まず
中部縦貫自動車道について申し上げます。 去る8月30日に
大野油坂道路の
起工式典が国土交通副大臣をはじめ、県知事、県選出国会議員、その他多数の関係者の出席のもと、盛大に開催され、今後、順調に工事が進捗するものと期待するところであります。
理事者におかれましては、スムーズに工事が進むよう、引き続き下山地区や貝皿地区との用地交渉など地元調整において、国、県に対し、全面的な協力をお願いしたいと存じます。 また、和泉・油坂間についても、今月中に幅杭設置が完了し、10月からは現地立ち会いを行い、引き続き川合・長野地区の用地測量を実施する予定との説明であり、順調に進捗しているものと存じます。 こうなりますと、未事業化区間である大野・大野東間の平成二七年度中の事業採択が、残された最重要課題となります。 去る9月3日、4日には、本特別
委員会として、市長及び正副議長にご同行いただき、国土交通省並びに県選出国会議員などに対して要望活動を実施したところでありますが、今後も本区間の確実な事業採択と、越前おおのまるごと道の駅ビジョン実現の核となる施設整備が組み入れられるよう、また事業化された大野東・和泉間及び和泉・油坂間の一日も早い
供用開始、さらにこれらに対する安定的な財源の確保について、国、県に対し、
理事者とともに積極的な要請を継続してまいりたいと存じます。 次に、国道158号について申し上げます。 まず砂山トンネルの拡幅工事についてですが、年内の
供用開始を予定し、鍬掛側の工事が進められるとのことであり、今後、交通の円滑化に資する安心・安全な道路として活用されることを期待するものであります。 また、
境寺計石バイパスにつきましては、7月の
定例会以降、引き続き地質調査、道路予備設計が進められており、本年度末までに設計協議と幅杭設置を行う予定との説明でありました。 次に、国道157号大野バイパスについて申し上げます。 現在、中保・吉間で、西側2車線の道路改良工事が実施されており、去る7月29日には国道157号建設促進協議会において、街路樹の樹種について協議されたとのことであります。 また、一部買収が完了していない用地については、土地収用の手続きを進めるとともに、引き続き任意での用地交渉を継続していきたいとの説明でありました。 いずれにしましても、平成28年度の永平寺大野道路の全線完成に合わせ、本道路が確実に
供用開始できるように、今一度、気を引き締めて事業推進に努められたいと存じます。 以上であります。
議員各位におかれましても、当
委員会に対しまして、今後ともご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げ、当
委員会の報告と致します。
○議長(
島口敏榮君) 次に、議会等改革推進特別
委員長、本田 章君。 本田君。 (議会等改革推進特別
委員長 本田 章君 登壇)
◎議会等改革推進特別
委員長(本田章君) 議会等改革推進特別
委員会は、去る24日に
委員会を開催し、平成24年6月に本
委員会が設置されて以降、種々検討を重ねてまいりました
大野市議会基本
条例案の策定はじめ、議会運営の手引きの改正、政務活動費の交付に関する条例・施行規則・運用マニュアルの改正の3項目について、委員の意見を取りまとめた中間報告書の作成に至りました。 この中間報告書については、特別
委員会に議長の出席を仰ぎ、直接提出致した次第であります。 中間報告書の内容を申し上げますと、第1項目目として、議会基本条例の策定を挙げております。
大野市議会基本条例につきましては、他市町村の基本条例を丸写しにするのではなく、極力
大野市の実情に沿った独自性を発揮できる内容となるよう、20回の
委員会に加え、12回にわたる議会基本条例検討作業部会を開催し、協議・検討を行ってまいりました。 また、この基本条例は、市民に開かれた議会、市民参加を推進する議会の実現を大きな目的としていることから、素案に対する市民の皆さまのご意見をお聴きするためパブリックコメントも実施致しました。
条例案は、前文及び8章24条から構成しており、「議会や議員の活動の原則」「市民、市長等との関係」等を具体的に示すとともに、議会関係条例等をこの条例に位置づけることにより最高規範性を高めました。 次に、2項目目として、議会運営の手引きの改正を挙げております。 議会運営の手引きにつきましては、これまでも地方自治法や議会関係条例等の改正や会派間の申し合わせ等に伴い、その都度改正を行ってまいりましたが、今回、議会基本条例の策定や各市の現状等を勘案する中で、また新庁舎における新しい議場への対応等を考える中で、対面式議場における発言場所の指定や一般質問の順序、一般質問における一問一答制の導入、議会モニター制度の導入等、必要事項の見直しについて検討を行い、その結果をまとめました。 最後に、第3項目目として、政務活動費の交付に関する条例・施行規則・運用マニュアル等の改正を挙げております。 他地方議会議員による不適切な政務活動費の支出が問題となる中、
大野市議会議員に対する政務活動費の交付については、かなり厳しい支出基準の下で運用していると、確信しているところであります。 しかしながら、不正な支出に対する返還の規定等を盛り込んだ条項等が条例や施行規則、運用マニュアル等にないことから、この検討のため、今しばらく時間をいただき、12月末をめどに議長に対し、特別
委員会の検討結果を提出したいと存じます。 引き続き、委員一同、鋭意努力してまいりますので、
議員各位におかれましては、今後ともご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げ、当
委員会の報告と致します。
○議長(
島口敏榮君) 以上で
特別委員長報告を終わります。 日程第3、 議案第71号
人権擁護委員候補者の推薦についてを議題と致します。 提案理由の説明を求めます。 市長、岡田君。 (市長 岡田高大君 登壇)
◎市長(岡田高大君) ただ今上程されました 議案第71号
人権擁護委員候補者の推薦についてご説明申し上げます。 現委員の大谷惠子氏の任期が平成26年12月31日で満了となりますので、その後任と致しまして、引き続き
大野市右近次郎第40号121番地、大谷惠子氏を
人権擁護委員候補者に推薦致したく、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものであります。 経歴につきましては、お手元に配布してあるとおりでありますので、よろしくお願い致します。
○議長(
島口敏榮君) お諮り致します。 本案は、人事に関する案件でありますので、質疑、
委員会付託、討論を省略し、直ちに採決致したいと思います。 これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
島口敏榮君) ご異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 お諮り致します。 ただ今議題となっております 議案第71号
人権擁護委員候補者の推薦については、これに同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
島口敏榮君) ご異議なしと認めます。よって、議案第71号は、これに同意することに決しました。 日程第4号、
市会案第7号 林業・
木材産業の施策の充実・強化を求める
意見書案を議題と致します。 お諮り致します。 本案については、提案理由の説明、質疑、
委員会付託、討論を省略し、直ちに採決致したいと思います。 これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
島口敏榮君) ご異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 お諮り致します。
市会案第7号 林業・
木材産業の施策の充実・強化を求める
意見書案は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
島口敏榮君) ご異議なしと認めます。よって、
市会案第7号は原案のとおり可決されました。 この際、申し上げます。 地方自治法第100条第13項及び
大野市議会会議規則第167条の規定により、別紙「議員の派遣の件」のとおり、議員を派遣致したいと思います。 お諮り致します。 本議会は、別紙「議員の派遣の件」のとおり、議員を派遣することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
島口敏榮君) ご異議なしと認めます。よって、別紙「議員の派遣の件」のとおり、議員を派遣することに決しました。 次に、
大野市議会会議規則第167条第1項ただし書きの規定により、別紙のとおり議員派遣の手続きについて、議長においてこれを決定致しましたのでご報告しておきます。 次に、総務文教常任
委員会から特色のある施策、教育行政等について、閉会中において調査、研究致したいとの申し出がありました。 お諮り致します。 本議会は申し出のとおり、決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
○議長(
島口敏榮君) ご異議なしと認めます。よって、総務文教常任
委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。 以上で本
定例会の日程は全て議了致しました。 これをもちまして、平成26年9月第390回
大野市議会
定例会を閉会致します。 大変ご苦労さまでございました。 (午前11時52分 閉会)...